パワーライド 効果
今回はスノーボードブーツの中に入れて使う、「POWERRIDE(パワーライド)」というアイテムの効果について紹介したいと思います。
「POWERRIDE(パワーライド)」の紹介は、以前の記事も参考にしてください。
概要⇒【パワーライド スノーボード】 使い方⇒【パワーライド 使い方】
購入・使用したモデルは、ミドルフレックスの「POWERRIDE BASIC MEDIUM(パワーライド ベーシック ミディアム)」です。
購入・使用モデル紹介⇒【パワーライド ミディアム】
パワーライド 効果
2022-2023シーズンの途中で「POWERRIDE(パワーライド)」を購入して、ハイシーズンから春先まで使用しました。
「POWERRIDE(パワーライド)」の効果としては、「ブーツのフィット感」が良くなった、「ターンの安定感」が増した、「疲れにくくなった」という3つのポイントが大きいと感じました。
■ブーツのフィット感
「POWERRIDE(パワーライド)」を使うことで、足とブーツの隙間が無くなって、フィット感がアップします。
ブーツのアウター(シェル)のヒモ・ワイヤーを締めると、「POWERRIDE(パワーライド)」のあるスネから足の甲まで、ギュっと締まる感覚があります。
点・線のポイントで紐が締め上げてくる感じではなく、面で押さえてくる感覚なので、一部分が締まりすぎて足が痛くなるということもなくなりました。
足首の関節部分から、かかと方向に圧が掛かって、ブーツと足のフィット感がアップして、かかとがブーツの正しいポジションに収まる感じがします。
■ターンの安定感
「POWERRIDE(パワーライド)」を使うことで、ターン中の安定感が増す効果がありました。
トゥサイドターン(つま先側のターン)の時に、後ろ足の踏み込みが強くなりすぎると、ブーツの中でかかとが浮いてしまうことがありましたが、「POWERRIDE(パワーライド)」の効果で軽減しました。
赤の点線で囲った部分が、曲がって広がると、足に圧が掛かる形状特性があります。
膝・足首を曲げて、つま先側に荷重すると、「POWERRIDE(パワーライド)」が足首の関節部分を支点に曲がって広がり、足に圧が掛かってブーツとの密着感が高まるようになっています。
カービングターンで踏み込みを強くしたときに、かかとがブーツの正しいポジションに収まって荷重することができるので、ターンの途中でエッジから圧が抜けることが少なくなりました。
左右方向のブレもなくなるので、ハイスピードのターンの時にも、ターンの安定感がアップする効果がありました。
カービングターンでのメリットが一番大きく感じましたが、グラトリの時にも踏み込んだ時に、ブーツと足の密着度が高いと、力がロス無く板に伝わるので、トリックもしやすくなる効果があります。
■疲れにくくなる
「POWERRIDE(パワーライド)」を使うことで、ブーツと足がフィットするので、疲れにくくなる効果があります。
ブーツと足の間に隙間があると、その分ブーツ内で足を踏ん張る必要ができるので、足部の疲れが溜まりやすくなります。
ターンの導入・切り替えや、ターン中に板に荷重するときなどでも、ブーツと足の隙間があると、動きに対して力のロスやタイムラグが出るので、板の操作性が悪くなって疲労の原因にもなります。
「POWERRIDE(パワーライド)」でブーツと足の密着感が高くなって、動きに対してもクイックな反応になるので、疲れにくくなる効果があると感じました。
今回はスノーボードブーツに入れて使う「POWERRIDE(パワーライド)」の効果について紹介しました。
ブーツに入れるだけの簡単な使い方のアイテムですが、ブーツ内の違和感が無くなって、ターンもしやすく、疲れにくくなるなど、メリットの多いアイテムだと思いました。
次回以降の記事で、「POWERRIDE(パワーライド)」の感想・評価・レビューなども書いていきたいと思います。